組合の特長
組合の特長
NOSAI鹿行(ろっこう)は、平成12年3月1日に茨城県内最初の新広域組合として、鹿行地域の旧3組合(北鹿島、南鹿島、行方)が合併して発足しました。
当組合の管内は、茨城県の東南部に位置し、首都圏から70〜100km圏内にあり、周囲は太平洋、利根川、霞ヶ浦、北浦、涸沼に囲まれ、東北に65kmと細長い地形で概ね平坦な農地が広がる、茨城県を代表する農産地帯として発展してきました。
管内の鹿島・神栖地域は、昭和39年に工業整備特別地域に指定され鹿島臨海工業地帯の開発が行われ、周辺地域も含めて都市化が進行しています。
また、霞ヶ浦、北浦、利根川などの水辺景観の豊かな水郷筑波国定公園及び「武甕槌神(たけみかづちのみこと)」を祭る鹿島神宮は、県民はもとより首都圏民の観光レクリエーションエリアとして多くの観光客が訪れます。
管内の農業については、管内面積の35%を耕地が占め、耕地の地目別割合は、水田45%、畑55%と畑地の比率の若干高い畑作地帯となっています。
また、農家一戸当たりの耕地面積は1.5ha(ヘクタール)を超え、農家一戸当たり、耕地面積当たり、基幹的農業従事者一人当たりの生産農業所得のいずれも県平均を大きく上回り、園芸を中心とした高生産性農業が展開されています。
農業生産では、メロン、トマト、いちご、ピーマン等の施設園芸を主力に、さつまいも、にんじん、ごぼう、葉たばこ等の土地利用型作物のほか、当地域特有の、みつば、せり、エシャレット、チンゲンサイ、大根など葉茎菜類の生産も盛んで、15品目の県指定銘柄産地を有する野菜産地を形成しています。
稲作は、霞ヶ浦、北浦湖岸及び利根川下流域で営まれ、大型機械による規模拡大が進み、近年は消費者ニーズに対応して「うまい米づくり」を進めており、潮来市の「潮来あやめちゃん」等の地域オリジナル米も人気を集めています。
畜産は、鉾田市及び行方市で養豚と酪農が盛んに行われており、野菜生産などの耕種農家の土づくりを支えています。